海軍ホットウヰスキー
旧海軍の料理教科書には、洋風和風を問わず様々な料理に加えて、ブランデーやウイスキーを使った「カクテル飲料類」が紹介されています。
当時のカクテルは、多様な味を楽しむというよりは、むしろあまり品質のよくない蒸留酒を美味しく飲むための工夫という側面もあったようですが、そんな中で、今の目でみても魅力的なカクテルの一つが、ホットウイスキーです。
PRESENTED BY
舞鶴 × サントリーウイスキー
旧海軍は、イギリス海軍を参考に発展したこともあって、古くからウイスキーを愛しており、軍需品として調達していました。
「イカリ印」の名で特製ウイスキーの発注を請けたのが現在のサントリー酒類株式会社です。
今回、そんなサントリーさんの協力を得て、「海軍四等主計兵厨業教科書」(1918年/大正7年発行)に掲載されたホットウイスキーを復刻しました。
同時に、レシピを参考に現在の食文化に見合った新レシピもご提案いただきましたので、併せてここに紹介させていただきます。
舞鶴にふさわしい、新しい冬の名物として、みなさまに楽しんでいただきたいと思います。
寒い夜は「海軍ホットウヰスキー」はいかがですか。
スパイス薫る、あったまる。
海軍ゆかりのレシピを、おうちでもお店でも、皆様ぜひともお試しください。
大正7年に発行された海軍の料理教科書「海軍四等主計兵厨業教科書」に記載の「ホットウヰスキー」の復刻です。昭和レトロな味わいをぜひご賞味ください。
材料
トリスウイスキー(サントリー)…30ml
アンゴスチュラビター…2ドロップ
角砂糖…1個
クローブ…2個
ナツメグ…少々
レモン輪切り…1片
作り方
①グラスに角砂糖、ナツメグ、アンゴスチュラビターを入れ、その中にウイスキーを注ぎ混ぜる。
②クローブを入れ、熱湯をグラスに八分目まで注ぐ、輪切りレモンを入れて完成。
時間の経過とともにスパイスが染み出し、味の変化が楽しめる、現代風アレンジです。
材料
ジンビーム(サントリー…)15ml
カルダモン(ホール)…1個
コリアンダーパウダー…耳かき1程度
作り方
①事前にティーカップをお湯で温めておく。
②ティーカップにジンビームを注ぎ、真ん中に切り込みを入れたカルダモン(ホール)を入れる。
③コリアンダーパウダーを入れる。
④沸騰寸前のお湯を注ぎ、ステアし完成。
翠本来の柚子・生姜・緑茶の香りがお湯により広がり、さらにクローブのバニラ香も薫る現代風アレンジです。
材料
翠(サントリー)…15ml
クローブ…1個
碾茶の葉(てんちゃ)…1枚(※あれば)
作り方
①事前にティーカップをお湯で温めておく。
②ティーカップに翠を注ぎ、クローブと碾茶の葉(※あれば)を入れる。
③沸騰寸前のお湯を注ぎ、ステアし完成。